Prize Giving 2010! 〜最後の楽園 サモアの国へ〜 青年海外協力隊/ウェブリブログ
昨年の記事(→コチラ)でも紹介しましたが、サモアの学校のプライズギビングとは、一年間の成績優秀者に賞を与えるいわば終業式のようなもの。 と同時に、卒業生(12年生と13年生)の卒業式も兼ねています。
※12年生を終えて試験に合格すると高校卒業資格が与えられ、大学入試のための13年生に上がれる。
その後、13年生で受ける大洋州統一試験をパスすると、大洋州の大学への入学資格が得られる。
そのため、13年生まである学校(College)では、2学年が同時に卒業することになる。
その前に、まず急ピッチで出来上がったホールがコレ(↓)です
"ホール"と言ってもサモア式なので当然壁はナシ
中はこんな感じ。Prize Giving Dayは村じゅうからマタイや牧師さんや親が駆けつけるので、できたてのホールは人で溢れ返っていました。
人が多すぎなのか、ホールが狭すぎなのかわかりませんが、とにかく僕たち先生の居場所はありません・・・(外で待機。。。)
前方に卒業生(12年生&13年生)が向かい合い、その後ろに9〜11年生が地べたに座り、後列には両親がイスに座ってます。
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歌う生徒
不気味なスクールコミッティー。明らかに悪そうな感じです。
サモア語でさっぱりワケわからずでしたが、どうやら校長は一年間の報告をしていたようです。
ラグビーの大会でいいとこまで行ったとか、アスレチックデーで頑張ったとか、コンピュータルームを移動したとか、集めた授業料の使途やら収支の説明だとか云々。
そんなこんなをしているうちに"豚さん"が到着。今日のは特別デカいぞ
Prize Givingのためのご馳走です。アーメン。
そしていよいよ本日のメインイベントへ!
各学年の優秀な生徒への賞の受け渡しです。
コチラが賞品。
土壌検査を行う方法一人の先生あたり5個の賞品を用意したので、100個近い賞品がズラリ!日用品やら食器やら聖書やら衣類やらなにやら・・・。
皆お金がなくてもこういう時には奮発しないといけないのがサモア式です。僕も多少はお金を使いましたが、ほとんどがもらいものの流用で代用。ご勘弁を〜
生徒に賞品を授与。
各クラスのベスト3や科目ごとの優秀生に加え、スポーツ頑張ったで賞、よく出席したで賞、中間試験から最も改善したで賞などなど、色々用意されてます。両親や知り合いなどから"ウラ('ula)"と呼ばれる首飾りをかけられます。(ハワイでは"レイ"と呼ばれますね)
Prize Givingでよく使われるこの"ウラ"、お菓子や飴を数珠つなぎにしたネックレスなんです。
drは誰です。
生徒だけでなくお世話になった先生も親からウラをかけてもらえます。生徒も自分がもらったウラを先生にかけたり先生もかけ返したりと、何がなんだかもうよくわかりません。
ぞろぞろと出ては、お菓子の首飾りをかけまくる親。
そして必ずいるのが、変な動きをしたり激しく踊りまくって笑いを取る親。どれだけ笑いを取るかに命かけてます。はっきり言って子供より目立ってます。。。
一通り表彰されると、生徒たちが再びまとめて前に出て踊ります。
先生や親も踊ります。前に箱を置いて、親からの寄付金を募ります。チャリーン
各学年の表彰が終わると、最後に卒業生たちが華麗な踊りを披露してくれます。
ということで、卒業生のみんな、おめでとう!
・・・とここまででPrize Givingは終了。
昼食も採らずに朝9時から14時過ぎまで延々と歌って踊ってが続き、少々退屈で疲れました。。。
あとは余興みたいなもので、先生たちが生徒の前で踊ったり、校長から生徒へ指示があったり。
もちろん僕も無理やり踊らされました。。。
式が終わるとこのあり様。。。ゴミが散らかってヒジョーに汚い!思えば去年もそうだったなぁ・・・。
子供たちは、お菓子の首飾りをもらうとその場ですぐに食べ散らかし、ゴミはポイ捨てなんです。
サモアの子供たちは基本的にゴミは皆ポイ捨て・・・
そもそも学校にも村にもゴミ箱らしいゴミ箱というものがないのも問題ですが、うーん、、、昔からそう育っているからなのか、日本人から見ると耐えがたい由々しき問題です
一口コラム
昔のサモアは自給自足に近い生活をしており、自然から取れるものを食料にしていたので、ゴミをポイ捨てしてもそのうち自然分解したので問題がなかった。
しかし、外国からの輸入商品が増え、プラスチックなどのゴミも同じように自然分解すると思い込んで、いまだにポイ捨てする習慣が残ってしまっている、という説がある。
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