2012年4月14日土曜日

NUMB3RS~天才数学者の事件ファイル6 #112 Old Soldiers - CSI :Miami Files Annex


シーズンフィナーレ。
今シーズンは最後まで本当にとても良かった。見応え十分です。
ゲストの犯人役がどこかで見た顔だと最後まで思い出せなかったのですが、後で名前を見てびっくり。何と『バトルスター・ギャラクティカ』のバルター役、James Callisではありませんか。
あの長髪とイギリス訛りのない話し方にこの私でさえ、すっかり騙されてしまいました。さすが、演技力のある人ですね。

前話の続き。
暴漢に襲われてアミタをさらわれながら、チャーリーは直ちに目撃情報をドンに伝える。すぐに該当車の手配が行われ、FBIが追い詰めるが、車は駐車場で爆発炎上してしまう。
中からは女性の焼死体2体が見つかり、チャーリーはショックを受けてしまう。
しかし、検死の結果どちらもアミタではなく、爆薬に過酸化アセトンが使われており、テロ行為かと思われた。死亡した女性の一人は、指紋から前科のあるイルマ・ライデルとわかる。
集中できないチャーリーに変わってラリーが、アミタが連れ去られてから車が見つかるまでのルートを「天使と悪魔ゲーム」で探るという。
工科大のキャンパスに、エジャートン捜査官が現れ、ライデルの夫を殺して一緒に逃亡したメイソン・デュリエという男が犯人だという。エジャートンは焼死体で見つかったもう一人の女性、ケイティを追ってきたという。
メイソンは危険な思想を武器に女性たちを信者のように引き連れており、彼女たちを「部族(tribe)」と呼んで犯罪をさせていた。
アミタが連れ去られた現場には、削った木片が多数落ちており、エジャートンによると何日も前からアミタを狙っていたと思われる。
メイソンは過去に窃盗で逮捕され、その時の尋問の録画に自説を主張している姿が映っていた。ドンは録画を見てメイソンを研究する。
その頃、メイソンの元に連れてこられたアミタは得意の知識を使ってハッキング行為をするよう、脅される。アミタは自分のオフィスにあるノートパソコンが必要だと主張し、メイソンは部下を取りに行かせる。
ラリーはアミタを途中で車から降ろした場所を探り、車のタイヤ痕を追ってきたエジャートンと合流する。
そこは倉庫で、アセトンの爆弾工場でもあった。そしてなぜか大量のマネキンの「胴体以外」が残されていた。
やがて、チャーリーのクレジットカードが不正に使われたという情報が入る。
その購入した値段を見ていて、シンクレアはアミタがチャーリーにメッセージを送っていることに気づく。
アミタはメイソンの目を盗んで、プライベート・ネットワークのIPアドレスを知らせてきていた。そこでは、アミタがさせられている作業の内容がチャーリーにわかるようになっていた。
メイソンはアミタにクレジットカード会社のハッキングを行うように命じており、障害を起こしてアメリカの経済を揺るがすのが目的だと思われる。
アミタのPCを盗みに来た「部族」のパイパーを捕らえてアミタの居場所を尋ねるが、洗脳されているのか、何も得られない。ラリーが木片は一つを外すと全体がバラバラになるという手作りのパズルだと気づき、ドンはメイソンの論理を使って巧みにパイパーを操り、居場所を吐かせる。
FBIはメイソンが女性たちと立ちこもっている場所に突入する。
女性たちはマネキンを爆弾に利用して抵抗する。アミタが人質になっているため、エジャートンも狙う事ができない。メイソンはFBIに15分間を要求し、その間にアミタはクレジットカード会社の顧客の銀行口座を一気に抹消する。
その時、チャーリーがアミタの画面にメッセージを送り、一瞬の隙を狙ってエジャートンがメイソンを狙撃する。
無事チャーリーの元に戻ったアミタに、チャーリーはプロポーズする。

最後は「待っていました!」という感じですよね。
答えはイエスに決まっています。(笑)
アランとドンの会話にもありましたが、今シーズンは本当にいろいろ盛りだくさんで楽しめるエピソードが多かったです。
結局、やりたいことは大抵やってしまったシーズンだったかも知れません。後はチャーリーとアミタの華燭の典を待つばかり。
それで、シーズン6はあっさりと打ち切りが決まって、役者たちも予想していたかのようにさっさと次のプロジェクトに進んで行ったような感じです。キャラクターも成長しましたしね。
ところで、女性に囲まれてメイソンは役柄の上でも完全にバルター博士を思わせるような、カルト教祖みたいな感じでしたね。(爆)
あの狂気の演技がギャラクティカでは笑えたのですが、今回はマジ。
サイバーアタックによるテロというのはリアルでもありそうな話で、「ファイヤーウォールの女王」ことアミタが巻き込まれるのも納得です。
でもアランが良いところで仕事をして、アメリカ経済は混乱には陥らなかった。
エジャートンの登場はもしかしてシリーズフィナーレを予期していたのか、豪華でした。ニッキーて、どれだけ気が多いの?(笑)
穀物の「イガ」を模したパズルは興味深かったですね。ドンも心理戦で情報を引き出すなど、かなりやり手でした。



以前、大金を横領したブルーム捜査官が意外な立場で再登場。コルビーの家族の話もあって良かったですね。
それと、いよいよ次のシーズンフィナーレへのお膳立てが整いました。

覆面をした3人組の銀行強盗があり、現場を見たニッキーは新人の頃にあった未解決強盗事件と手口から何から酷似しているという。犯人は最初に警報システムを切るために人を雇って、犯行現場で殺してしまうため、証拠が何も残らない。
当時の担当捜査官は、8ヶ月前に連続詐欺事件で1000万ドルを横領したとして首になったロジャー・ブルームだった。
コルビーとニッキーがブルームから情報を得ようと会いに行くが、ブルームは首になったことを根に持っていた。それでも、当時調べていた容疑者はすでに死亡していると話す。
チャーリーは検索アルゴリズムを使って、過去の未解決強盗事件を分析する。その結果、他にも過去の強盗事件とそっくりな事件が最近起こっており、どうも模倣犯がいるらしい。
注目するべきは、類似点よりも似ている中での相違点だという。さらに、それらの事件のファイルが引退したはずのブルームが3週間前に貸し出していたことが判った。
FBIに呼ばれたブルームは、ドンの事情聴取に対して何も語ろうとしない。
数日前からの銀行の監視ビデオを見ていたところ、ブルームの姿があった。ドンはコルビーとニッキーにブルームの家を密かに調べるように命じる。
コルビーはブルームに対して同情的で、ニッキーには若くして事故死した父親がたった一度のミスで首になった話をする。
ブルームは過去の事件の詳しい資料を持っており、次に狙われる銀行を探っていた。ドンはブルームには何も知らせずに泳がせて、現場に現れるのを待つ。
すると、やはりブルームがターゲットの銀行に現れるが、そこに覆面をした3人組の犯人が到着し、ブルームが発砲して阻止しようとする。待機していたFBIが加わって銃撃戦となり、1人を確保、2人は逃亡する。
ブルームは5ヶ月前からこの強盗事件を調べており、ドンは重要な情報を知っていながらFBIに通報しなかった罪でブルームを逮捕する。
チャーリーは、犯人グループがどうやって過去の事件の詳細を知ったのかという疑問に、刑務所で当時の犯人から話を聞いたのではないかと説明する。しかし、該当者を特定する材料がない。
また釈放されたブルームは、同情的なコルビーに汚名返上のために捜査を手伝わせてくれと頼む。コルビーはエプス家にブルームを連れて行き、これまでの情報を分析する。
模倣犯とオリジナルの事件の犯人が接触したのは、ブルームによるとロンポック刑務所ではないかという。銃撃戦で負傷した犯人の一人が死体で見つかり、その犯人の兄のテディがロンポック刑務所にいたことが確認されたため、自宅に向かう。
テディはすでに逃げた後だったが、そこに過去の事件の資料があり、次のターゲットが判った。その事件では、毒ガスを使って11人が殺されており、FBIは毒ガスが神経ガスだろうと見て、入手先を洗う。
すると海外から集めた化学兵器を処理する施設があり、6週間前、そこでガスが盗まれる事件があった。容疑者の警備員は拘留中で、シンクレアとニッキーが盗んだガスの場所を吐かせる。
ガスは商店の並ぶ一角にあり、一般客を巻き込まないように制御しながら突入の機会を待つが、相手に気づかれたため店に突入する。テディはガスを持って脱出し、FBIに囲まれたために、通行人を人質を取るが、ブルームが現場に飛び込んで逮捕に持ち込む。ブルームとコルビーは心を通わせる。
チャーリーは大学のオフィスを与えられて、まだ自分の将来に自信を持てずにいたが、アミタの度重なる励ましやドンの宿命に縛られる事はないというアドバイスに、ついに吹っ切れる。
アミタはどんな将来であっても、変わらずチャーリーを愛していると答えるが、そこに暴漢が現れ、アミタを誘拐していく。


サンタはどこに彼です。

最後はまさかの展開でびっくり、どっきり。
あれだけ警察無線を片時も離さず、犯罪が起これば自分が解決しなければならないんだと使命感に燃える(宿命を重く受け止める)チャーリーが、自由に生きればいいのだと納得し、数学者の先輩たちのように、後世の学問の担い手に手紙を残そうという気になったところでの、ショッキングな出来事だけに、本当に辛いです。
そして、言ってみればチャーリーのプロポーズにアミタが答えたようなタイミングだったので、正に悲劇。
何が目的なのか判りませんが、チャーリーを殴ってアミタを誘拐したということは、FBIへの挑戦というよりも、チャーリーに要求することがあるのでしょう。
どんなことがあっても、次の回でドンを中心として事件を解決して欲しいですね。
一方、ドンの命令に不服従なコルビーは、父親とブルームを重ね合わせたのか、最後はまるで息子のように接していましたね。
ブルームも仕事一筋で数々の表彰を受け、使命感のある人だった。たった一度の過ち(それもすでに金は返している)で十分に反省していたでしょう。
一発逆転という意味合いもあったかも。
いずれにせよ、ドンは仕事の上ではいつも厳しいですね。


「NUMB3RS」記念すべき100話。
それにふさわしい内容の多さで、兄のためにがんばるチャーリーの執念がすごかった。また、さりげなくシンクレアの成長も描かれて、満足な回でした。
これを入れて、残り後3話ですが、シーズン5はなかなか充実していましたね。

ドンが容疑者に刺されたのは自分の責任であると強く思い込んだチャーリーは、過去の多くの未解決事件を見直し、それらを時空視覚化モデルに当てはめて、連続殺人事件の犯人を見つけると言い張る。FBIのチームやアミタやラリーはチャーリーの執着ぶりを心配する。
主婦が自宅で絞殺された事件で、不審者を目撃した郵便配達人が殺されているのが見つかる。チャーリーは2つの事件は同じクラスターにあると考えるが、シンクレアは連続殺人事件として捜査する余裕がないので、アマチュアで陰謀オタクのロイ・マックギルに情報を当たるように言う。
ロイはチャーリーのパターンに合う事件を紹介し、同じ仲間のジーン・エバンスを紹介する。エバンスも殺人事件に関心を持ち、被害者の手首を紐で縛る事件に関する情報をドリスコル刑事に報告したという。
チャーリーはさらに、FBIの知人からカナダの刑事が確立した地理的プロファイリングのデータをもらい、姿を隠し続ける「ステルス犯罪者」がいると主張する。
その犯人は18年間で3カ所の拠点を移動していた。ロイとチャーリーが情報を求めてエバンスに会いに行くと、エバンス夫妻は自宅で殺されていた。
近所で不審者が目撃されており、会計士をしていたエバンスがかつて仕事上のトラブルで脅されていた顧客のマーク・ホーンではないかという。
ホーンを逮捕して尋問したところ、確かにエバンス家に行って、国税局を訴える資料を手に入れようとしたが、殺してはいないという。シンクレアはホーンが犯人だという確信を持つ。
ロイは資料を分析して、連続殺人事件の被害者ゼロを見つけたという。
1988年に殺された高校生のナンシー・カーショーで、両腕を縛られ、殺されて数日後にボーイフレンドに脅迫電話があったという。このケースで犯人は被害者の知人の可能性があるという。
アミタはチャーリーのシステムを見直して、郵便配達人もエバンスも関係があるという。犯人は慎重に現場を下見していて、不審者を装ってわざと目立つようにし、目撃者を怯えさせ、後から目撃者を殺している。被害者には似た特徴があった。しかし、これらには状況証拠しかない。エバンスが情報を渡したドリスコル刑事は昨年自宅のプールで溺死していたが、事件性がないとして捜査は行われなかった。
チャーリーは次の犯行が48時間以内に行われるとみて、ドンはFBIが連続殺人事件として捜査することを認める。3つの地区で被害者となるターゲットをピックアップし、張り込んでいたところ、不法侵入がありシンクレアが追うが取り逃がしてしまう。
エバンス夫妻殺害の目撃者はベーカーズフィールドの事件では被疑者だったことが判った。しかもその時は身分詐称をしており、3地域の事件関係者250人を顔認識にかけて絞ったところ、4つの名前を使い分けたポスドナーという男と一致する。
シンクレアはポスドナーを監視することにする。
ロイが挙げた「被害者ゼロ」の事件で、事件後高校を退学になっているバークがその4人の中の一人だと判る。
ロイはナンシーのボーイフレンドだったスティーブを呼び寄せ、バーク(ポスドナー)の声を聞かせる。スティーブは自分を脅して自動車事故で殺そうとした男だと断定する。
FBIはポスドナーを逮捕し、地下室からおびただしい犯罪の証拠が見つける。
チャーリーはやっと平安を取り戻し、傷の癒えたドンは仕事に戻ると事になった。

マックギルという名前はプロデューサーの名前でもありますよね。
陰謀オタクの資料部屋というのは、もしかして制作陣のネタ繰りの部屋だったのかしら。(笑)
ドンはほとんどお休み状態で、兄弟の関係がこれまでとは違いましたし、捜査もチーム任せ。ドンは特に今シーズンはキャラクターが変わったかのように、達観して落ち着いた人になりましたね。それでも、家族の絆がまた見られて良かったです。
犯人は普通の家庭生活を送る誰にも気づかれない男でした。
だからこそ、犯罪を続けることができたわけですが、この辺はちょっと「デクスター」を思い起こしました。まさに、100話にふさわしい犯人だったわけ。
シンクレアがスプリンクラーに例えて説明していたのは、以前にもあったのを思い出しました。


ドンの出番が少なかったのでRob Morrowの監督エピソードかと思いましたが、そうではなかったですね。(笑)
でも、いつもに増してドン・エプスの存在が大きく感じられた回でした。

LAで住宅に侵入して強盗を行う事件が連続し、市警からの要請でFBIが担当することになった。ドンはチャーリーに犯行の手口を分析して欲しいと頼むが、チャーリーは興味のある別件に没頭しており、慌ててプログラムを作り上げる。
それによると、若い4人組による犯行で、捜査を攪乱する偽通報を発信していることなどから、ドンのチームは次の犯行を待って張り込む。
バンに乗ったグループが住宅に侵入しているのを見つけ、突入すると犯人側は激しく抵抗して撃ち合いになり、FBIは犯人を取り逃がしてしまう。
ところが、逃げたかに見えた犯人が一人ゲストハウスに残っていて、ドンを刺してしまう。ドンは重傷で緊急手術を受ける。
侵入された家の夫婦は無事だったが、犯人の手がかりがない。現場に残された不鮮明な多数の指紋をチャーリーが分析する。チャーリーは自分の仕事の精度が不十分だったためにドンが刺されたと、責任を感じる。
再現された指紋は地元で優秀な教師のトム・カーダムのものと判る。カーダムは始めは事件については否定するが、嘘だと見抜かれ逃走したため逮捕される。
カーダムは投資アドバイザー、アレッシが行方不明になった事件で事情聴取を受けていた。これまでの強盗の被害者8名はすべてアレッシの顧客だった。
カーダムの自宅からは犯行と結びつく血痕や武器が見つかるが、カーダムは黙秘を続ける。
アレッシの秘書によると、金庫の中から顧客情報と、ある客から預かった貸金庫の鍵がなくなっているという。
チャーリーは顧客のデータを分析し、次のターゲットを予測することになった。アレッシの客は大もうけをさせてもらった代わりに、アレッシのために資金洗浄に手を貸していた。アミタはカーダムらの強盗の目的が違うのではないかと言う。
強盗に入られた家では、18ヶ月前から各戸で住宅を補強し、パニックルームまで作っていた。
ドンを刺した「5番目」の男は、強盗ではなく、強盗から身を隠していたのではないか?
次の犯行で残りの3名の犯人を捕らえるが、それぞれ犯罪歴のないクロアチア出身者だと判る。
改めて5人目の男について被害者の夫婦に話を聞いたところ、アレッシに儲けさせてもらった代わりに自宅を補強し要塞に作り替えるよう命令されたと認める。そこでラドビッチというクロアチアの民族浄化の大量殺人を行った犯罪者をかくまうことになったという。
ラドビッチはアレッシと出会い、資金洗浄を頼む関係だった。
カーダムら4名は、ラドビッチによって故郷の家族や知り合いを殺されており、たまたまアメリカでアレッシを見つけたことから、復讐を始めた。
アレッシについてはすでに殺し、貸金庫の中には200万ドルのダイヤが入っているが、鍵のありかについては口をつぐむ。
そのころ、アレッシの秘書が殺されているのが見つかる。ラドビッチは鍵を探している。
チャーリーは監視ビデオに残っていた鍵の画像から複製を作り、最短ルートの金庫の場所を割り出す。チャーリーは自らおとりとなってダイヤを手に入れると、ラドビッチが現れ、ダイヤを寄越すように脅す。張り込んでいたFBIはラドビッチを捕らえる。
ドンは危険な状況から抜け出し、快方に向かう。


どのような種類の人々が平和のために適しています

粗い監視画像から鍵を複製するところはちょっとな~と思いました。(爆)
ただまあ、問題はそういうことではなく、手抜きの仕事をしたためにドンが死ぬかも知れないと責任を感じたチャーリーが、不眠不休で仕事に没頭し、最後は危険なおとり役まで引き受けた、ということが見所だったわけです。
こういう仕事をしている以上、いつかは危険が降りかかるというのはシリーズを通して言われているので、アランは落ち着いていましたね。
「ほぼ嫁」のロビンを慰めている姿はなかなか肝が据わっているというか、やはり一家の長の存在感がありました。
ちなみに、1週間で仕事復帰って、いくらテレビでも大丈夫か。(笑)
ボス代理のシンクレアに対して、暴走気味のグレンジャーが「ドンだったらこういうやり方を認めるはずだ」と迫りました。シンクレアは「俺は彼とは違う」ときっぱり。
チームリーダーとしては、シンクレアの方が向いているのかも知れませんね。
ともあれ、みんながいつも守ってくれるドンがいない意味を考えるというのが良かったし、アクションも非常に見応えはありました。
ラリーが留守だったのは、プロット上のニーズからでしょうか。


動物愛護を極端な形で推し進めテロ活動をする環境保護団体に対しては、犯罪は犯罪として対決する一方で、「私はベジタリアン」をいうのを強調したりして、こういうエピソードを見ると国民性の違いのようなものを感じます。(爆)
ゲストに歴史ドラマ「ローマ」に出ていたポリー・ウォーカーが出ていました。
彼女は「バトルスター・ギャラクティカ」のスピンオフ、Capricaで圧倒的な存在感を見せていたのですが、今回もただ者ではない雰囲気を漂わせています。改めて凄い人だなと思いますね。

科学大(Cal-Sci)で動物実験を行っているラボに、動物虐待反対を訴えるグループが押し入り、研究動物を逃がし施設を破壊する。そしてたまたま居合わせた研究者ネルソンを殺してしまう。チャーリーやラリーは同僚の死にショックを受ける。
現場には手作りの爆発物が残されており、ドンは周囲にはネルソンの死を伏せた上で地元の動物愛護団体を探るように命じる。
チャーリーは過激な活動家を捜し出すための検察システムをアミタと作る。容疑者の情報収集のためリズとニッキーが活動家の集まるネットカフェに潜入する。
国際的な環境テロ組織のARRのサイトでは、同じ科学大のローナの名前を上がっており、すでに嫌がらせを受けているという。大学では警戒を強める。
チャーリーらは科学の発展のために実験のために動物が犠牲になることについて、改めて考える。
今回の襲撃を撮影した動画がサイトに上がり、大学では覆面をした学生たちがパフォーマンス(フラッシュモブ)を行う。その騒動に紛れて、また研究室が爆破されてしまう。
現場で一名を逮捕し話を聞いたところ、掲示板を見てフラッシュモブに参加したと認める。
掲示板で呼びかけを行ったのは、科学大の学生ジョシュ・スキナーと判る。ジョシュは統合失調症を患っており、最近は薬を飲んでいないという。ネルソンを襲撃したのはジョシュと判る。
シンクレアとニッキーは数学の授業を受けているジョシュを逮捕に向かう。
ジョシュは追われていると察して仲間と逃げ出し、途中で警備員から奪った銃で動物を使って実験をしている教授を撃ち、人質にしてラボの一室に逃げ込む。
シンクレアとリズが交渉しようと試みるが、妄想的になっているジョシュは態度を硬化させる。偶然隣の部屋にいたローナがFBIに情報を送る。ドンはラボの配管スペースからリズを侵入させることにする。チャーリーはジョシュの論文を分析して人格の背景を探る。
ジョシュは動物を扱う研究者の謝罪を撮影してネットに流すため、カメラを要求する。ドンとニッキーがカメラを持って入ったところ、混乱したジョシュがニッキーに残るように命じる。ニッキーは銃を向けたまま説得を続ける。
怪我をした教授を心配したローナがラボに飛び込んで緊迫した状況が続くが、動物を人間よりも優れた存在と見るジョシュに、チャーリーが犬を利用して油断させ、突入し逮捕する。
ドンは人質を取った犯人との交渉について何も判っていないと、ニッキーに訓練を受けさせることにする。

動物愛護の過激派の組織を告発するのかと思ったら、病気のせいで動物が神のように語りかけるという犯人を取り押さえるという展開は、ちょっと残念です。
あれでは心神喪失か何かを認められて罪が軽くなってしまい、主張のために手段を選ばずという事について論ずることができないです。ちょっと宗教と置き換えているような感じでしたね。
実験に使うのが許されるのはどの動物までなのか、どこで線引きをするのかという会話がありましたが、薬の開発では安全を確認するためにテストをするのはやむを得ない。それがあるから科学が発展して人類は恩恵を預かってきた。
そして人間が生きるために動物を食物にするのは当たり前、自然な姿です。我々は生き物の命をありがたくいただいて命を繋いでいる。だから、「いただきます」と手を合わせて感謝の気持ちを示している訳です。
動物を実験に使う罪悪感からベジタリアンになる、それも判りますが、何だかごちゃごちゃになっているように感じました。
でも、チャーリーやラリーらは初めて命の危険を感じたというのはリアルでしたね。数学や物理学は命を扱わないですからね。
ところで犯人には嘘を言っても構わないというニッキーに対して、ドンが随分厳しかったですね。長年犯人との交渉を経験してきたドンならではの発言だったのでしょうか。
ラストに女子4名で夜のテニスを楽しんでいる様子がいつもと雰囲気が違って良かったですね。


数学をメインにしながら、実はカーチェイスだとか襲撃シーンだとか、アクションが主体のシリーズだったのですが、最近はコミカルな面も多くなってきましたね。
ゲストのJames Russoは良い味を出していますね。
偶然なのですが、先週から「CSIマイアミ7」、「ラスベガス4」と立て続けに顔を見ました。撮影した時期も日本での放送時期もバラバラのはずですが、重なるときには重なるものですね。

4年前に検察官ロジャー・ウェブスターを殺害したとして死刑判決を受けたマフィアのボス、ジョン・カーティスがまもなく処刑されることになっていたところ、精神科医のスタンリー医師がカーティスは無実であるという連絡が入る。
ドンが直接電話で話をしている最中にスタンリーは何者かに撃たれ、現場に向かったシンクレアは残っていた犯人から狙撃されてしまう。
当時検察局は犯罪に関わるカーティスに目を付け追い詰めていたところ、ウェブスターが殺され証拠などが不十分だったのにもかかわらず、カーティスは自白したために有罪とされた。カーティスは上訴もしなかった。
スタンリーのデスクからは、PCや書類などが盗まれており、シンクレアを襲った犯人が乗っていた車は、警察車と同じ仕様だった。
リズはメモに残った前の紙の文字をチャーリーに頼んで読み取ってもらうことにする。
ロビンとドンはカーティスと面会するが、スタンリー医師のことは何も知らないという。FBIはカーティスの自白を見直すことにする。
スタンリー医師の患者の中に、前科のある犯罪者がいて殺された夜に先週出所したばかりのチャールズ・ロリンズがいた。
カーティスを逮捕したのは女性刑事のダニー・ヒルで、スタンリーのメモに名前があっために話を聞くと、追っていたロリンズがスタンリーのために判決が覆ったので会いに行ったという。
ロリンズを逮捕したところ、カーティスの命令で裁判で証言はしなかったといい、最後にスタンリー医師を見た時は生きていたという。
ダニー・ヒルはウェブスターとダブル不倫をしていたことを認める。
チャーリーはカーティスの自白を音声の面から分析して、嘘を言っているという。そして、現場で撮影された足跡などから、ドンはウェブスターを殺したのはカーティスではなく、息子のジュリアンだと気づく。残っていたDNAの半分がカーティスと一致していた説明がつく。
ドンとリズを前にして、カーティスは真犯人が明らかになっても、あくまで自分は息子を守って死ぬつもりだという。
スタンリー医師を撃った凶器の銃は、5年前に警官を撃ったもので、犯人を逮捕したのはダニー・ヒルだった。ダニーはカーティスはどうしても死刑にならなくてはならないと言い、ジュリアンにスタンリー医師を見張っておけと言っただけで、殺せとは言っていないという。
それに、ジュリアンもいずれはスタンリー医師殺しで逮捕される。
FBIがジュリアンを追っているうちに、カーティスの処刑が行われる。
チャーリーとラリーとアランは、独自の戦略でカル・サイ大のバスケットチームの試合に臨むが、らちが明かない。
ラリーはレイカーズの選手を連れて来て、ついにカル・サイ大に勝利する。


彼らは何の言語を話すんでした

カーティスが息子をかばっているのは始めから明らかで、自分は64名を殺してきたのだから死刑もやむなし、というカーティスはちょっと美化された感じでしたね。
検察としては満足して死んだカーティスに負けた、ということになるのでしょうか。
FBIが何で気づかないんだと、言う気もしましたが。
ダニー・ヒル刑事も不倫はしているわ、策略でカーティスを葬ろうとしているわ、警察もあまり良い感じではなかったですね。
ただまあ、全体としてはダークなりにまとまっていて、良かったと思います。
銃を向けられたら、犯人にはためらわずに銃を撃つというドンと、仲間の仇を討ちたいロビンが意見が割れるのが見所でした。
今週はグレンジャーが休暇中で、シンクレアは何かにつけてグレンジャーとメールのやりとりをしている。そんなに離れられないの?
ニッキーに「ガールフレンドを作ったら?」と言われてもしかたないですね。(笑)
ラリーがふがいないチームに対して、荒れる荒れる、しかもこの前は椅子を投げるなど暴れて手が付けられない。こういうラリーは珍しかったですね。
でも、プロバスケット選手を連れて来たら、それは反則でしょうが。勝つためには手段を選ばず、意外と現実的な対応をするラリーを見ましたね。


タイトルはSF作家アイザック・アシモフの「ロボット三原則」の第一原則、「ロボットは人間に危害を加えてはいけない」から取っているようです。
人工知能というテーマにふさわしく、ロバートソン博士の研究所はスタートレックなどでよくロケ地に使われていた、ティルマン下水処理場が使われていました。
ここは「エイリアス」でも見たことがあります。
ところで、ハッキングしていた男性はNCIS:LAでコンピューター担当のエリック(Barrett Foa)じゃないですか。やっぱりそういうイメージがあるんですね。

国防高等研究計画局(DARPA)の資金を得てトップシークレットの研究を行っていたダニー・ロバートソン博士が、自ら開発した人工知能ベイリーのコントロールルームで死亡しているのが見つかる。
ロバートソンはベイリーのセキュリティ措置の発動中に閉じ込められたが、死んだ理由がわからず、DARPAのジェーン・カレラン博士は、状況を解析するためにチャーリーとアミタの協力を求める。直接の死因は心臓発作だと判るが、ベイリーの意志でロバートソンを殺したのかどうかが問題となる。
カレラン博士はかつてラリーと国防省で一緒に働いたことがあり、恋人だったという。カレラン博士はチャーリーに、無限の資金で研究をしてみないかと持ちかける。
ロバートソンの妻ジェシーによると、夫の研究内容は政府の機密に当たるので知らないという。ただ、ベイリー計画はスティールケイブ社が共同で行っており、CEOのジョー・バスキンと夫は仲が悪かったという。
コントロールルームに入ることができたのは、ロバートソンと助手のクレアだけで、ロバートソンは消火用のアルゴンガスで酸素が欠乏し、窒息したことが判る。クレアはセキュリティ装置を上書きできるのはロバートソンだけだという。
アミタはベイリーが知能を持っているかどうか、チューリングテストを行う。ベイリーはテストに合格するが、消火システムを作動させロバートソンが死亡したことについては、「記憶がない」と答える。
クレアは人工知能といってもベイリーは単なる機械にすぎず、ジェシーは本当は研究内容を全て知っており嘘を付いているという。
ジェシーはドンらにコーディングなどで夫を手伝ったことを認める。ジェシーもまたコンピューター科学者で、自宅で義手などを直接神経につなげる「コネクショニストAI」を開発していた。チャーリーは、サイバネティクスはベイリーのような「シリコン生命体」とは反対の立場であることに注目する。
そのころ、アミタはベイリーを診断中にまたセキュリティ措置が発動し、閉じ込められてしまう。
アミタはベイリーがハッキングされていることに気づき、実はベイリーは外部とケーブルで繋がっていることが判る。何者かがその途中から、ベイリーの記憶を消去しようとしており、ハッキングしている場所を突き止めたFBIは現場に向かう。
そこには雇われたハッカーのギボンズがいて逮捕される。
カレラン博士はスティールケイブ社をDARPAの支配下に置くことにしたため、ドンが会社の帳簿を提出させると、65万ドルの電子部品がクレアの元へ送られていることがわかった。
クレアの自宅に向かったFBIは、クレアが殺されているのを発見する。恨みを持つ者の犯行と思われる。
2人も殺されて、始めは黙秘していたギボンズだが、殺しはしておらず、ただバスキンに雇われてデータを消しただけだと認める。
バスキンは空港で逃亡しようとしていたところを逮捕される。
そして、始めからベイリーは完成しておらず、視察に来たお偉方に見せるため単にテストに合格するように答えるだけで、正体がばれないようにメモリーを消去しただけだという。
クレアへ送られた部品はロバートソンからの贈り物で、2人は不倫関係だった。
FBIはジェシーを逮捕し、ジェシーは政府の金を盗み愛人に貢いでいた夫への恨みで2人を殺した事を認める。
カル・サイ大のバスケット部を何とか勝たせるために奇策を探っていたアランに、バスケ部のコーチは「君が監督になってくれ」と告げやめてしまう。
一時は自由な研究に惹かれたチャーリーだが、自分の研究が後日兵器に利用されたというラリーの話を聞いて断ることにする。

犯人はすぐにわかりましたね。(笑)
いかにもSF映画風のAIでしたが、シリコン生命体というのは、まだまだ夢の話なのですね。
ラストのジェーンとラリーの会話ですが、原爆が日本との戦争を早く終わらせ、双方の犠牲者の数を減らしたというのは、アメリカ人の常識なのでしょうね。ジェーンは政府の人間なので公式見解というか。
その認識はともかく、NUMB3RSの場合は開発した科学者の側に立つので、オッペンハイマーがその後核兵器に反対して公職追放されたとラリーが答えたこと、つまり科学の平和利用が大事というのがこのエピソードの肝なのでしょうね。
アメリカの大学の場合、金がなければ研究が続けられないというのがあって、今回のカレラン博士のような、「無尽蔵に資金を提供するから」という誘いに科学者がどこまで乗るのか、魂を悪魔に売ることができるのかどうかが問われるのでしょう。
ただその「平和利用」のはずの日本の原発も、科学者は何をしていたんだろうかと思うと残念ですね。金や政治が関わって、こうなってしまったのでしょうか。
ところで、格好悪くても勝てばいいじゃないかと、バスケットに熱を上げるアランがついにカル・サイ大の監督になってしまう。
どんな作戦で勝ってくれるのか、今から楽しみです。




今週も良かったですよね。
監督はドン役のロブ・モロー。シーズン2に続いて2回目です。(そのエピソードだけ見逃していました。)
今回リズを見ていて、改めてなんてスタイルが良くてきれいなんだろうと見入ってしまいました。
そして、今更ながら、彼女が日本人の血を引いていると知ってびっくり。それもそのはずですよね、名前が「アヤ・スミカ」なんですから。
NUMB3ESの後は、まだ他のドラマで顔を見ませんが、どこか親しみやすさを感じる女優さんなので、活躍して欲しいですね。
DEAの上司は「Saving Grace」のLorraine Toussaintでした。さすが迫力があります。

チャーリーが新たな麻薬ハワイアンアイスの流行を防ぐ作戦を計画する。
本土ではまだ流通している量が少ない「アイス」を高い値段で買い占め、末端価格が値上がりすることで、供給側が質を落として売る事になり、結局、客から見向きもされなくなるという。
リズの知り合いでDEAの潜入捜査官のキャムに口をきいてもらい、リズがバイヤーを装い、4人の売人からアイスを買い占める。指揮はシンクレアが執ることになった。
実はリズとキャムは訓練時代にお互いに好意を抱いていた。シンクレアが計画外の行動を禁じたにもかかわらず、リズは売人の車に乗り込んでシンクレアを動揺させる。
売人との交渉は順調に進んだが、4人目のプリチャードは狡猾にして慎重で、リズの身体検査をする。
その時、キャムは席を外していたために、リズはキャムがドラッグ中毒で自分を危険な目にあわせたのではないかと非難する。
リズはそのことをシンクレアには言わず、キャムの上司のテリーに伝えるが、余計なことを言うなとはねつけられる。
アイスの買い取りも順調に行くかに見えたが、2人目のデノーとの取引の直前にプリチャードの部下の襲撃を受け、ブツを奪われる。
リズは取引の情報をキャムが漏らしたのではないかと非難する。
しかし、デノーの車には盗・聴器が仕掛けられており、3人目の売人もプリチャードに殺されたという。FBIはプリチャードが他の売人のアイスを奪って売る気だと考える。
チャーリーはモデルにした一般人と犯罪者とは考え方が違うと言い、プリチャードに金を積んで残りのアイスを買い取るように指示する。
キャムが姿を消したため、改めてDEAに合同捜査を依頼し、取引を続行することにするが、チャーリーはやっとプリチャードの本心に気づく。
リズの代わりに自分がLAでアイス売買の元締めになるつもりなのだ。
しかし、その頃リズは人質に取られ、キャムは手持ちのアイスをプリチャードに渡すことになってしまった。
周囲を固めてSWATを突入させる作戦の代わりに、チャーリーはゲーム理論で対抗する。
キャムが閃光弾を仕組んだバッグをプリチャードに手渡し、爆発でひるんだ隙にシンクレアらが中に入る。キャムはプリチャードに撃たれるが防弾ベストを着たせいで助かる。
シンクレアは作戦の成功と同時に、責任者代理に昇進する。
キャムはドラッグを止めていたが、あらためて更正センターでリハビリを受けることになった。
アランは科学大(Cal-Sci)のバスケット部が20年以上も負け続けなので、何とか勝つための方策はないか、チャーリーとアミタと考える。
チャーリーは今回は作戦が成功したが、犯罪との闘いで決めてはないという。ドンはたとえ勝算が無くても戦い続けていくだけだと答える。

今日のアランのお守りはアミタでしたね。(笑)
連戦連敗のカル・サイのバスケチームのネタは、最後のドンとチャーリーとの会話に繋がったわけですね。
どうせ負けると思って何もしないのではなくて、勝つためのあらゆる努力をしなければならない。最近ではドン以上に犯罪に立ち向かう気持ちの強いチャーリーは、真摯に受け止めるのでした。
ドンは随分穏やかな雰囲気になりましたね。シナゴーグに通って悟りを得たのか?
でも、普通に考えても今回の経済モデルは穴があるのが判りますよね。後々のことを考えれば、いくら高く売れても、自分が市場を支配して利益を独り占めにするほうが良いはず。
ギャングの中にも頭の良い奴もいるでしょう。
シンクレアは初のリーダーとして、気を遣いすぎていましたね。昇格してドンの苦労もよくわかるかも。
でもこれからは、グレンジャーが陰になり日向になりサポートしてくれるでしょう。(笑)
キャムがリハビリから戻れば、リズと付き合うようになるのでしょうか。彼女もこれまではドンとロビンの復活愛の前で気の毒でしたし、幸せになってほしいです。
ところで、リズがシアトルから来たと言っていましたが、アヤ・スミカ本人がシアトルの出身なのだそうです。



いつもとは、少し違う観点で更正されたエピソードですね。
悪い奴を捕まえて、今日も良い仕事をしたということではなくて、負ける日もあり、落ち込むこともあるけれど、それでも罪悪感を前に進む糧としてがんばろうじゃないか、という姿勢を見る事ができました。
ところで、ゲストには「バフィ/エンジェル」でスパイク役で有名なジェームズ・マースターズが出ています。彼はこのころからCBSのドラマなどにゲスト出演するようになって、ファンとしては再々顔を見ることができてうれしい限り。
今回はイギリス人という設定なのでスパイクとは違いますが、多少訛ったしゃべり方をしています。これも楽しみ。(笑)

武器商人のダミアン・レイクがミサイルの誘導チップを売りに出すというので、グレンジャーが売人を装って潜入捜査していた案件で、いざ、交渉となった時に、ダミアンはFBIに監視されているのを察知し、ガールフレンドのエリカを人質にとって逃亡し、その最中にエリカを射殺してしまった。
ダミアンは逮捕され、裁判ではロビンが殺人罪で追及するが、弁護側はエリカが銃を奪おうとして暴発したと主張し、肝心のチップも見つからないまま意外にも、判決では無罪となってしまった。
エリカは弟がアブがニスタンに派遣されることになって、ダミアンの武器で殺されるかも知れないと考え、情報提供者となった。弟は、こういう結果になったのはFBIの責任だという。
ロビンは有罪を信じていただけに、結果にショックを受け落ち込む。
そもそも陪審員は、裁判所が適切な陪審員選びのための、特別なソフトウェアによって選ばれており、そのシステムを6週間前に技術者がメンテナンスに来ていたというので、身元をさぐる。
陪審コンサルタントのラングフォードは陪審員選びに関しては平等であったという。
チャーリーは陪審員の評決に不正があった可能性があるので、ダミアン側に先回りするべきだという。
システムの技術者、ロバート・ローガンと名乗る男は偽物で、詐欺の常習犯だと判る。ハッキングして陪審員の情報を盗んだらしい。コルビーとデイヴィッドがローガンを自宅に向かうが、すでに殺されていた。ローガンはラングフォードと電話で連絡を取っていた形跡があり、FBIで取り調べるが、ラングフォードは何も知らないと主張する。
今回の評決について、判事は審議無効にするという。
チャーリーは評決を出した陪審員選びをもう一度見直して、事前の先入観では有罪も無罪もバランス良く含まれていたというが、意見をリードする人間が大事だという。
陪審員の中には、夫が交通事故死して補欠と交代した女性がいた。事故は犯罪と無関係と考えられ、詳しく調べられなかったが不審な点があった。
新たに陪審員に加わったジャスティン・サーフという男は、故人のIDを使用しており、FBIはダミアンが陪審員を操作したと考え、逮捕に踏み切る。
しかし、すでにダミアンは国外に出た後だった。裁判は審理無効が認められ、FBIはチップをもったダミアンの右腕、フォックスの動きを監視する。
サーフはあらかじめ書いた質問票に有罪よりの意見を書いてロビンに選ばれたと思われ、やはりラングフォードが関わったと考える。
チャーリーは独自のプログラムを作って、陪審員たちの意見の変化をシミュレーションし、2人の陪審員が意見形成に大きく関わったと見る。そのうちの1人は、子供の命が脅されていたと言い、もう一人は金で困っていて、受け入れてしまったと認める。
陪審員グループの中でサーフは、ランチを配達してくれる女の子に執着していて、連絡先を手渡したという。
その連絡先の番号はグレッグ・シルバー名義で、自宅で逮捕する。シルバーは詐欺の犯歴があり、やはり怯えて何もしゃべろうとしないので、FBIではシルバーからラングフォードを呼び出させ監視する。
ラングフォードが現れ、金を渡そうとしたために逮捕するが、ラングフォードもなかなか真実をしゃべろうとしない。ロビンはダミアンからの金の受け渡しに注目し、世界中の銀行を経由して金を動かしているダミアンの銀行口座を調べ上げる。
その結果、現在はアルバ島にいることがわかり、ドンが現地に向かって逮捕する。
デイビッドは、ドンのいないときに指揮を執る、責任者代理に立候補することにする。
アランはfacebookを始めて、友人を増やしていた。


ダミアン・レイクは元イギリス情報部(MI6)の出身で、引退後はフリーランスに動くビジネスマンという話でした。何となくゲスト出演した「トーチウッド」を思い出させます。(笑)
ふてぶてしさも相変わらず。悪役が似合います。
陪審員選びは裁判ドラマなどで、良く話題になりますが、被告がギャングやマフィアなどだと、裁く方もやはり怖いですよね。
そして、一旦評決が出てしまうと、簡単には覆せないので検察側は有罪にするだけの、十分な証拠が必要です。
今回は、証拠が手薄なところをやり手の被告にやられてしまったということで、ロビンの落ち込みも納得です。
でも、最終的にはみんな、間違いや失敗を糧に、犯罪と闘うという形でしたので、いつもより人間的な面を見せてくれました。
アランがfacebookを始めたというのはこの時期(2009年)の話題だったのでしょうか。
facebookやSNSなどでは、他者に影響を与えるタイプの人間の事を「SNP(Social Networking Potential)」と呼ぶのだそうで、そういうタイプの人を追跡すれば、世論形成や商売などに有利に持ち込む事はできるのかもしれませんね。



ゲストにBONESでお堅い助手クラーク・エディソン君を演じているEugene Byrdが出ていてちょっとびっくり。
やはり、BONESの前はこのイメージだったのですね。(笑)
今週はアミタとグレンジャーがお休みでした。

ブラジルの領事館でプレミア付きのスニーカーが盗まれた。
領事のネスポラはスニーカーの収集家として有名で、直前に高額で「プライマーズ」というブランドの1足をオークションで落札していた。
落札者や金額については情報を公開しておらず、メーカーの社員しか知らないという。
強盗は音声認識でロックされている金庫を破っており、チャーリーがネットに流れるネスポラの音声を使ってパスワードを割り出すという。メーカーのオークション担当者ララは、ネスポラから支払われるべき手数料がまだ払われていないという。
オークションで最後までネスポラと争っていたのは、DJのモリッツで、ネスポラに脅迫めいたメールを送っていたが、アリバイはあるという。
スラム街で射殺されていた男が盗まれたスニーカーの片方を履いており、目撃者によると若い男に追いかけられ、逃げる途中に靴の片方が脱げたらしい。片方は何者かによって持ち去られていた。
チャーリーは持ち去られた片方を事前確率分布検索で探すという。
FBIでは、音声認識のロックを解除する技術を持つ犯罪者のリストの中から、保護観察中のステファノアを選び話を聞く。ステファノアはアリバイがあり、盗まれた靴の価格を知りたがった。
ララによると、電話でスニーカーの落札金額を問い合わせてきた者がおり、発信履歴を辿ると強盗の前歴のあるリー・ディダムズと判る。ディダムズはステファノアの甥に当たり、犯罪でも接点があったため逮捕状を取る。
一方、殺されたのはアルバニア人のゼトロックという男で、ゼトロックの自宅に向かうとネスポラとモリッツが大げんかをしていた。2人にはスニーカーを売るというメールが来たという。
ディダムズを追ってゼトロックが勤める工場に向かったところ、ディダムズには逃げられてしまう。しかしその工場で、大量のスニーカーのコピーが作られているのを発見する。
彼らは価値のあるスニーカーを盗んでコピー商品を製造しているのだった。しかし、チャーリーのハイパースペクトル撮影による比較で、本物が残っていないことが判る。
部下のソリアによると、ディダムズは「借りた」本物のスニーカーを返さず、持っているという。ソリアの手に平にはモリッツの携帯番号がメモされており、FBIが自宅に向かうとモリッツのコレクションが軒並み盗まれていることが判った。
ネスポラから盗むようにディダムズらを雇ったのはモリッツと判るが、彼からさらに盗んだのは、靴の価値を知ったステファノアではないか。
ステファノアは必ず靴を誰かに売るはずで、チャーリーは盗品を購入するのはリスクがあるので限られるという。オリジナルの持ち主が一番疑われないというので、ネスポラに会いに行くと、スニーカーを買い戻したことを認める。
しかし、金庫を修理する間にプレゼントだと思った息子がその靴を履いていた。
ララはネスポラから手数料を手に入れて安くて履きやすい靴を作るという。
リズは昇進のためにデンバーに行くつもりだったが、LAには「家族」がいるといって、デンバー行きは断るという。

最後に雨の中で子供がバスケットボールをしていましたが、わざわざ雨の中でも遊ぶのでしょうか。靴をダメにするための単なる演出?
シンクレアなんかスーツなのに、びしょびしょになって付き合っていました。
アメリカ人のやることは理解できないな~(笑)
何だ、リズはデンバーに行かないのか。てっきり行くと思っていたのに。
プレミア付きスニーカーもコミックの希少本と同じような扱いなのでしょうね。できれば、アルバニア人たちを不当に働かせているとか、コピー商品を作っているという形でFBIが捜査を続けて欲しかったですね。
字幕をスルーしてしまったのか、スニーカーを履いたアルバニア人がなぜ殺されたのか、よくわかりませんでした。お気楽エピだから、まあ良いか。(爆)




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