サッカーワールドカップ日本代表FW話など: 森の生活その後
今日は日本代表の話につきるでしょ!と思ったら大間違い(笑)というか、私が離れられないスウェーデン代表話もついでに。
☆日本代表、最後のひとり
最後の巻ちゃんの名前に会場が「オオーッ」とどよめいた。サプライズだという。
「自分が選ばれたってことは、落ちた人がいるってことで・・・泥臭く、アグレッシブに頑張りたい。」
「泥臭くアグレッシブに」っていうのが、どっかで聞いたようなイメージだと思ったら、そうそう、そのまんま4-6年前の鈴木隆行だ。
どのくらい隆行とプレイスタイルが似てるかはわからないけど、ヤナギや大黒みたいにやわらかく動いて鋭く飛び出してパスを引き出したり裏をかいたり、というよりも、細かいことを気にしなそうで、体つきとか、ガイジンにも当たり負けしなそうとか、くさびのパスを受けてキープできるとか、なんかそんな感じだ(何かそういうプレイスタイルの専門用語があったんだけど、なんだっけかな?)。
ただ、隆行の場合は、一足お先に2000年のコンフェデでブレイク、代表づいていたので、WC代表選抜にもそれほどサプライズはなかったんだろう。それを考えると、今回の巻ちゃんはいかにセンセーショナルってことか。しかも、本人はあんまり今日のことも先のことも気にしていなかったのか、先日の雨の大変なスコットランド戦の翌日にもナビスコでプレイしていたというのがいい。
巻ちゃんの秋田犬チームサポのpentaさんに夕方、お祝いメールを送ったら、pentaさんったらまだ感動して泣いていた(笑)。
共同作業上の分隊聞けば、3年前、打ち合わせの帰りに仲間内で私も一緒に見に行った国立での浦和戦は、やっと巻ちゃんが初ゴールを決めた記念の試合だったという。私的にはそれを見ていた記憶がないのが残念だが(それより、会場で配られていたオシム語録ウチワの印象が強烈だった^-^;)、練習終了後やファン感謝祭でサポの子供たちとじゃれあっていたり、それから、詳しい話は忘れてしまったけれど、たしか顔面麻痺ぎみな大怪我を負ったこともあったとか・・・そんないろんな思いの詰まった場面をたくさん積み重ねて見てきた地元サポにとっては、本当に巻ちゃんの成長ぶり、大抜擢は感動的だったろう。
本当に、秋田犬チームのサポのみなさん、おめでとう!!!!!
4年前、隆行はそのまんま「泥臭くアグレッシブに」日本代表の大会初ゴールを、ずりずりに伸ばしきったつま先で決めた。巻ちゃんがどのくらい試合に出られるのか(少なくともオーストラリアやクロアチアみたいな、身体で勝負できる試合には出られそうだが)、活躍できるのかわからないけど、いつものひょうひょうとした巻ちゃんのまま、遠慮なく頑張ってください!!
☆ヤナギはサプライズじゃないんだ
久保について「別メニューの練習でついてくる選手を連れて行くわけにはいかない」みたいなことを言うジーコに、「あれっヤナギは?」と思わずつっこみ(^-^;)
鹿サポの私としては、骨折から復帰間近のヤナギを心からジーコが入れてくれたことは本当に嬉しいけど、巻ちゃんよりもヤナギの方がサプライズじゃなくていいのかなー?ってくらい、一般的にヤナギ選出ってそんなに当たり前だったのかな、すごいなー。
とにもかくにも、あのスパチャラサイからもう1年。あのヤナギの1点目も、今日につながっていることは確かだ。今、私が好きなFWの組み合わせは、ヤナギと大黒。特にブラジル戦で、トボけた味ですっごいことをひょうひょうとやっちゃったりして、「柔よく豪を制す」って試合が見られたら。
ああ、やっぱりサッカーって、いろいろ想像すると楽しい。
☆スウェーデン代表:グループB(イングランド、パラグアイ、トリニダード・トバゴ)
・イングランド代表監督は、言わずと知れたSWE人のエリクソン。2大会連続で皮肉な顔合わせになったが、前WCの1次予選では1-1の同点。
大会前の親善試合は、5月25日にイエーテボリでフィンランド戦(おお!!)、6月2日にソルナでチリ戦の予定。
・「若手を思い切って起用した」という布陣らしいが、前WC当時の選手がぞろぞろ残っていて、かなり嬉しい。ユーロ2004で活躍した若手では、DFのエドマン、MFのシュルストレームやヴィルヘルムション、もちろんFWのズラタンもしっかり入っている。この4人はホントに、キレがあってどっしりしていてテクニシャンで、ついでに顔も全然悪くない。
アンデシュ・スベンションがこのへんの若手MFと一緒にどういうふうに使われるのか、私としてはちょっぴり心配だが(^-^;)
・私がSWE代表にはまったきっかけは、アーセナルで真っ赤な髪でトサカを立てていた頃のリュングベリ。前WC直前に国立の日本-SWEの練習試合で、日本代表の応援のつもりが、リュングベリの派手なミドルシュートにやられてしまった(^-^;)。
さらにWC本番1次予選、死のグループに入ったアルゼンチン-SWEの仙台での試合で、目の前で見せていただいたあのスベンションのFKや、アルゼンチンの怒濤の攻撃を、ドタバタと身体を張って同点に抑えきって予選を突破したDF陣のクールな泥臭さ。
・地味だ地味だと言われるけれど、最近ではズラタンみたいなテクニシャンぶりも目立ってきて、もともとはMF陣も結構テクニシャンぞろいだし。巧くて強くてタフ。北欧だからよくよく見るとステキな人もいる。確かに派手さはないけど、噛めば噛むほど味が出るチームなのだ☆
・前WCでは、仲間内のみんながなぜだか、その地味なSWE代表に惹かれ、それぞれメンバーにチェックを入れていた。リュングベリ、スベンション、ラーション、ズラタン、アルベック、きわめつけはルーチッチ。ホントに偶然なんだけど、何がそんなにみんなを惹き付けるんだろう?
とにかく、今大会も内輪ではSWEブームは必至だ。もちろん、一番人気は派手派手なイタリアやスペインなんだろうけどね~(^-^;)
<GK>
アンドレアス・イサクソン(レンヌ/フランス)
ヨーン・アルフボーゲ(ビボア)
ラミ・シャーバン(フレドリクスタッド/ノルウェー) *代表経験なし
<DF>
エリク・エドマン(レンヌ/フランス)
ペター・ハンソン(ヘーレンフェーン/オランダ)
テディ・ルチッチ(BKハッケン)
オロフ・メルベリ(アストン・ビラ/イングランド)
カール・スベンソン(IFKイエーテボリ) *代表1試合のみ
ミカエル・ニルソン(パナシナイコス/ギリシャ)
フレドリク・ステンマン(バイヤー・レバークーゼン/ドイツ) *代表経験なし
<MF>
ダニエル・アンデション(マルメ)
二クラス・アレクサンデション(IFKイエーテボリ)
キム・シェルストレーム(レンヌ/フランス)
トビアス・リンデロート(FCコペンハーゲン/デンマーク)
クリスティアン・ビルヘルムソン(アンデルレヒト/ベルギー)
アンデシュ・スベンソン(エルフスボリ)
フレデリク・リュングベリ(アーセナル/イングランド)
<FW>
マルクス・アルベック(FCコペンハーゲン/デンマーク)
ヨハン・エルマンダー(ブレンビー/デンマーク)
ズラタン・イブラヒモビッチ(ユベントス/イタリア)
マティアス・ヨンソン(ユルゴーデン)
ヘンリク・ラーション(バルセロナ/スペイン)
マルクス・ローゼンベリ(アヤックス/オランダ)
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